現在は初等教育段階からお金に対しての意識を高めるため、投資に対する教育なども取り入れるようになりつつあります。
しかしながら、実際に日本人が投資に対してまだまだ後ろ向きであり貯蓄に重きを置いている事は変わりありません。では実際に投資を始める年齢はいつからが相場だと言えるでしょうか。具体的に挙げていきたいと思います。
そもそも、投資を行うにあたっては社会人になっていることが最低限の条件です。それを捉えた場合一般的には高校卒業した18歳、大学を卒業した22歳、または大学時代でも個人事業を起こしているようなアントレプレナーが基本と言えると思います。
しかしながら、この年齢で投資を行うほどの資金の余力があるかと言えばなかなか難しいと思います。
先に結論を申し上げますが、投資を始めるにあたって適切な年齢など実はなく、将来を見越して資金に余裕がある、生活に影響与えない範疇の資金を持っているのであれば投資は一刻でも早く始めるべきだというのが正しい意見ではないかと思います。
しかしながら、これは一般的な考え方に置き換えてみたいと思います。日本人の場合結婚する年齢が男女ともに平均30歳と捉えると、30歳前後から貯蓄や投資、保険に対して興味を抱き資金を投入する余裕も出てくると考えられます。
ここを捉えるとまずは30歳と言うのはターニングポイントでしょう。
次に結婚をして数年経った35歳と言うのが次のターニングポイントです。出産や住宅ローンなどを加味して、ある程度の将来的な見通しが立てられるようになるので投資にどの程度回すことができるかが見えてくるからです。
そして3つ目のターニングポイントは50歳ではないかと思います。
子供の教育費がある程度目鼻立ちが見えたところで自分自身の退職金や年金もある程度見えてきます。そこで老後をどう生き抜くかを考えた場合に、いくら足りないか、それを補うためにはどのような投資を行う必要があるかを考えることになるからです。
もちろん、資金余裕があるのは日本人の場合50歳を過ぎてからというのが相場ですが、この最後のターニングポイントの50歳から投資を始めたのでは少し遅いと考えられます。
可能であれば35歳のターニングポイントで人生のプランを大まかに立てた上で投資を行い、数年ごとに見直しをしながら継続することが賢明な判断ではないでしょうか。
あくまでも一般論であり、個人の財政状況により変わることでご理解いただければと思います。